亀岡ゆかりの思想家である石田梅岩が祖となる「石門心学」が説く、実践道徳の中での心の善悪についての教えは、後に江戸を代表する作家・山東京伝の「心学早染草」によって「善魂」「悪魂」として擬人化され、大衆の間に広がりました。我々が日々よく使う「善玉」「悪玉」という言葉の由来にもなったともいわれています。
そこから生まれた「善玉」「悪玉」をモチーフとした踊りは江戸の大衆文化の中で大流行し、浮世絵の大家である葛飾北斎は、「踊独稽古」で、その踊り方を図解しています。
石田梅岩生誕340年となる令和7年、この「善玉」「悪玉」踊りを現代のダンスパフォーマンスとしてアレンジし、梅岩の説いた石門心学の教えを、生誕地である亀岡から発信します。





加藤おりは / 舞踊家・振付家
日本、アジア、欧州の国の国際芸術祭や舞踊団に招聘されるなど、国内外で公演多数。奈良県奥吉野の 天河大弁財天社に伝わった古代舞「五十鈴たたら舞」を復活した。
近年では、「Busan International Dance Festival」、EUの プロジェクト「欧州文化首都」でのツアーで振付、公演。主な受賞歴、「Dance Grand Prix Euorope in ITALY」、名古屋市芸術奨励賞、名古屋市民芸術祭舞踊部門特別賞、愛知県芸術文化選奨文化賞。

エイコン・ヒビノ/作曲家・ピアニスト
1961年生まれ。滋賀県出身。関西学院大学卒。京都・かめおか観光PR大使。
「愛の周波数」や「奇跡の周波数」とも呼ばれる、自律神経を整えるとされる528㎐での音楽を確立し、第57回レコード大賞企画賞を受賞。今までにはなかった「機能を持つ音楽」を生み出す日本で唯一の528㎐作曲家・ピアニスト。奈良県の天河大辨財天や薬師寺、京都府の仁和寺、滋賀県の蝉丸神社での奉納演奏実績がある。また、TSURUGIの雅号で自らのジャケットや産経新聞「暮らしの百科」の表紙を飾る(2023年1月号~現在継続中)など油絵画家としての活動も注目を集めている。